レストランで役立つ英語フレーズ!予約から注文、会計まで完全ガイド
海外旅行の楽しみの一つは、現地のレストランで美味しい食事を味わうことですよね。しかし、「英語でどう注文すればいいんだろう?」「マナー違反にならないかな?」と不安に感じる方も少なくないでしょう。特に、英語初心者の方がよく間違える表現があります。例えば「外食する」を意味するつもりで “eat outside” と言ってしまうと、ネイティブには「屋外で食事する」と伝わってしまいます。正しくは “eat out” です。この記事では、こうした間違いやすいポイントから、予約、入店、注文、会計、そしてチップの習慣まで、レストランで使える実用的な英会話フレーズを完全網羅します。初心者でも安心して使えるように、丁寧な表現を中心に、シーン別の会話例を交えて分かりやすく解説しますので、ぜひ海外での食事を心ゆくまで楽しむための参考にしてください。
「外食する」は “eat out”!間違いやすい英語表現
まず、食事にまつわる基本的な英語表現の違いをしっかり押さえましょう。これを知っているだけで、誤解されることがぐっと減ります。
- Eat out: 「外食する」という意味の最も一般的な表現です。家ではなく、レストランなどで食事をする際に使います。「今夜は外食しようよ」と誘うなら “Let’s eat out tonight.” と言います。 [29]
- Eat outside: 文字通り「屋外で食べる」ことを指します。 [9, 29] 例えば、公園でのピクニックや、レストランのテラス席で食事をする場合に使います。天気が良い日に “Let’s eat outside.” と言えば、「外で(屋外で)食べよう」という提案になります。 [9]
- Eat in / Dine in: 「家で食べる」「店内で食べる」という意味です。持ち帰り(to go)の対義語として使われます。
また、よりフォーマルな場面では “dine out” という表現も「外食する」を意味しますが、日常会話では “eat out” の方がはるかに一般的です。
レストランで食事をするなら “eat out”、テラス席など屋外で食べるなら “eat outside” と使い分けましょう。
シーン別!レストランで役立つ英会話フレーズ
それでは、レストランを利用する流れに沿って、具体的な英会話フレーズを見ていきましょう。
1. 予約をする (Making a Reservation)
人気店やディナータイムには予約がおすすめです。電話で予約する際の基本的なフレーズを覚えましょう。 [2, 7]
<電話での予約>
You: Hello, I'd like to make a reservation. (もしもし、予約をしたいのですが。) Staff: Sure. For what date and time? (かしこまりました。ご希望の日時はいつですか?) You: For two people at 7 p.m. this Friday. (今週の金曜日の夜7時に、2名でお願いします。) [2] Staff: May I have your name, please? (お名前を伺ってもよろしいですか?) [6] You: My name is Ayaka. (アヤカです。)
名前は下の名前(ファーストネーム)を伝えるのが一般的です。
<予約なしで入店する場合>
お店の入口で、ホストまたはホステスに “Do you have a reservation?”(ご予約はされていますか?)と聞かれます。 [8]
- 予約がない場合: “No, I don’t. Do you have a table for two?” (いいえ。2人ですが、席はありますか?) [3]
- 満席の場合: “How long is the wait?” (待ち時間はどのくらいですか?)と聞くことができます。
2. 入店・着席 (Entering and Getting Seated)
欧米のレストランでは、スタッフに案内されるまで入口で待つのがマナーです。空いている席に勝手に座るのは避けましょう。
- 席の希望を伝える:
- “Could we sit by the window?” (窓際の席に座れますか?)
- “A non-smoking table, please.” (禁煙席をお願いします。)
- “Anywhere is fine.” (どこでも大丈夫です。)
3. 注文をする (Ordering Food and Drinks)
注文は、英語初心者にとって最初の大きな関門かもしれません。しかし、いくつかの「鉄板フレーズ」を覚えておけば大丈夫です。 [2]
<注文の基本フレーズ>
- “I’d like the cheeseburger, please.” (チーズバーガーをお願いします。) [14] – “I would like” の短縮形で、丁寧かつ自然な表現です。
- “Can I have the roast chicken, please?” (ローストチキンをいただけますか?) [14] – “Can I get…?” も同じように使えます。 [14]
- “I’ll have the steak.” (ステーキにします。) – 決めたことを伝えるニュアンスです。
“I want this.” や “Give me that.” は、子どもっぽく聞こえたり、命令口調で失礼にあたる場合があるため避けましょう。 [14] “I’d like…” や “Can I have…?” を使うのが安全です。 [14]
<その他の便利フレーズ>
- 注文に迷ったら: “What do you recommend?” (おすすめは何ですか?) [10]
- アレルギーがある場合: “I have an allergy to nuts.” (ナッツアレルギーがあります。)
- 苦手なものを抜いてほしい時: “Can you make this without onions?” (玉ねぎ抜きで作ってもらえますか?)
- もう少し時間が必要な時: “Could we have a few more minutes?” (もう少し時間をいただけますか?) [4]
4. 食事中 (During the Meal)
食事中にウェイターが “Is everything OK?” や “How is everything?” とテーブルの様子を見に来ることがあります。これはサービスの一環で、「お食事はいかがですか?」という確認です。問題がなければ、”It’s great, thank you!”(美味しいです、ありがとう!)と笑顔で返しましょう。
<店員を呼ぶときのマナー>
日本のように大声で「すみません!」と叫ぶのはマナー違反です。 [14] ウェイターと目が合った時に軽く手を挙げるか、近くを通った際に “Excuse me.” と静かに声をかけるのがスマートです。 [14]
<トラブルが起きたら>
- 注文と違うものが来た: “I’m sorry, but I think this isn’t what I ordered.” (すみません、これは私が頼んだものと違うと思います。) [2]
- 注文したものが来ない: “My order hasn’t come yet. Could you check on it?” (注文がまだ来ていません。確認していただけますか?) [22]
5. 会計をする (Paying the Bill)
食事が終わったら、会計をお願いしましょう。アメリカ英語では “check”、イギリス英語では “bill” が「伝票」を意味しますが、どちらを使っても通じます。 [3, 26]
- “Could we have the check, please?” (お会計をお願いします。) [3]
- 支払い方法の確認: “Do you accept credit cards?” (クレジットカードは使えますか?)
- 別会計にしたい場合: “Can we have separate checks?” (会計を別々にしてもらえますか?) (注文時に伝えておくのがスムーズです)
<チップ(Tip)の習慣>
アメリカやカナダなどの国では、サービスへの感謝を示すチップの文化が根付いています。 [21] これは義務ではありませんが、良質なサービスを受けた場合には支払うのが一般的なマナーです。 [21]
場所 | チップの相場 |
---|---|
レストラン(テーブルサービス) | 食事代の15%~20% [24] |
ホテルのベルマン・ドアマン | 荷物1つにつき1~2ドル |
タクシードライバー | 運賃の10%~15% |
現金で支払う際、お釣りをそのままチップとして渡したい場合は “Keep the change.”(お釣りは取っておいてください。)と言いましょう。 [24] クレジットカードの場合は、伝票のチップ欄に金額を記入してサインします。
6. 退店する (Leaving the Restaurant)
支払いを終えて店を出る際は、感謝の気持ちを伝える一言を添えると素敵です。
- “Thank you. The food was excellent!” (ありがとうございました。食事がとても美味しかったです!)
- “Thank you for the great service.” (素晴らしいサービスをありがとうございました。)
ファストフードやカフェで使える英語
ファストフード店やカフェでは、カウンターで注文・会計を済ませるのが一般的です。 [16] ここで最も重要なフレーズが、店内で食べるか持ち帰るかを尋ねる質問です。
Staff: “For here or to go?”
(こちらでお召し上がりですか?お持ち帰りですか?) [18]
- 店内で食べる場合: “For here, please.”
- 持ち帰る場合: “To go, please.” [18]
※イギリス英語では「持ち帰り」を “take away” と言うのが一般的です。
また、日本で言う「セット」は “combo” や “meal” と呼ばれることが多いです。 [31] 「フライドポテト」はアメリカでは “french fries”、イギリスでは “chips” と呼ばれる点も覚えておくと便利です。 [31]
まとめ:自信を持って英会話を楽しもう!
レストランでの英会話は、いくつかの決まったフレーズと流れを覚えておけば、決して難しいものではありません。 [2] 最後に、初心者が特に気をつけたいポイントをおさらいします。
- 「外食」は “eat out” – “eat outside” は「屋外で食べる」の意味。 [9, 29]
- 注文は丁寧に – “I want…” ではなく “I’d like…” や “Can I have…?” を使おう。 [14]
- 店員は静かに呼ぶ – 大声で呼ばず、アイコンタクトや “Excuse me.” で伝えよう。 [14]
- チップの文化を忘れずに – チップが必要な国では、相場を確認して支払うのがマナー。 [21]
最初は緊張するかもしれませんが、完璧な英語でなくても気持ちは伝わります。この記事で紹介したフレーズを武器に、ぜひ海外での食事とコミュニケーションを積極的に楽しんでください。