「服を脱ぐ」は undress で合ってる?自然なコマンド英語

「服を脱ぐ」は undress で合ってる?自然なコマンド英語

airport security

海外旅行や出張で空港の保安検査を受けたり、病院で健康診断を受けたりすると「靴や上着を脱いでください」と英語で指示される場面が出てきます。日本語では「脱ぐ」の一言で済むこの動作も、英語では take off / remove / (get) undressed など複数の動詞を使い分けます。本記事では、それぞれの違いをわかりやすく整理し、空港・病院で実際に使われる便利フレーズをまとめました。初心者でもすぐに応用できるよう、発音のカタカナ補助やシンプルな解説も添えています。

1. 動詞ごとの基本イメージ

take off は「具体物を外す」ニュアンスで日常会話の定番。remove はフォーマル寄りで丁寧な指示に最適。(get) undressed は「衣服全体を脱ぐ」という動作そのものを表します。覚えやすい対比は以下の通りです。

  • take off + 服や靴:もっともカジュアル。家族や友人、検査官が乗客に直接指示するとき。
  • remove + 服や装飾品:改まった口調。医療従事者やアナウンスでよく使われる。
  • get undressed:自分で服を脱ぐ動作を示すときや、病院で上から指示される穏やかな表現。

2. 空港セキュリティでのリアルなフレーズ

take off shoes

米国 TSA(運輸保安局)やヨーロッパ主要空港の検査場では、係員が次のような英語コマンドを次々に発します。

フレーズ カタカナ発音 意味/使いどころ
Please take off your shoes. プリーズ テイクオフ ユア シューズ 靴を脱いでトレーへ
Remove your belt. リムーヴ ユア ベルト 金属探知機対策でベルトを外す
Empty your pockets. エンプティ ユア ポケッツ ポケット中身を出す
Take off your jacket and place it in the bin. テイクオフ ユア ジャケット アンド プレイス イット イン ザ ビン 上着を脱いでトレーへ

ポイントは目的語を必ず付けること。「Take off.」だけでは何を外すのか伝わらないため、your shoes / belt / jacket のように具体物を示しましょう。

3. 病院での診察・検査フレーズ

hospital gown

診察室や検査室で医師・看護師がよく使う指示は以下の通りです。丁寧さを保ちつつも端的に伝えるため please + 命令形 が基本です。

フレーズ カタカナ発音 補足
Please get undressed and put on this gown. プリーズ ゲット アンダレスト アンド プット オン ディス ガウン 検査着に着替えるとき
Undress from the waist up. アンダレスト フロム ザ ウェイスト アップ 上半身だけ脱ぐ/心電図など
Take off your shoes and socks. テイクオフ ユア シューズ アンド ソックス 身長体重測定や足の診察
Please lie down on the bed, face up. プリーズ ライダウン オン ザ ベッド フェイス アップ 横になり検査位置を指示

4. シーン別まとめ:使い分けチャート

┌──────────┬──────────────────────────┐
│ シーン        │ 代表動詞・コマンド例                               │
├──────────┼──────────────────────────┤
│ 空港検査      │ take off / remove + 具体物 (shoes, belt, jacket) │
│ 病院診察      │ please get undressed / remove your…              │
│ ホテル・玄関  │ please take off your shoes (カジュアル)           │
│ 子どもへの指示│ take off your coat, sweetie                      │
└──────────┴──────────────────────────┘

5. 丁寧表現とカジュアル表現の切り替え術

英語圏でも状況に応じて失礼にならない表現を選ぶことが大切です。ビジネスシーンや医療現場では Could you please…?I need you to… のようにワンクッション置くと角が立ちません。逆に急いでいる空港検査官は命令形で問題ないため、旅行者側も短い指示を聞き漏らさない姿勢が求められます。

6. よくある質問(FAQ)

Q1. 「strip」は使っちゃダメ?
A. 「全部脱ぐ」「ストリップ」など性的ニュアンスが強いため、日常では避けるのが無難です。
Q2. 「disrobe」は聞いたことがないけど?
A. フォーマルすぎるため一般会話ではほぼ使いませんが、医療の書類や法律文で見かけます。
Q3. 「take off」の別の意味は?
A. 飛行機の「離陸」や「急に売れ出す」「真似をする」など複数の意味がありますが、文脈で区別可能です。

7. 練習用ミニ会話

シミュレーションで声に出して練習してみましょう。

Airport Security
Officer: Please take off your shoes and belt.
You: Sure. (靴とベルトを外しトレーへ)

Medical Checkup
Nurse: Please get undressed from the waist up and put on this gown.
You: Okay, thank you.

8. まとめとチェックリスト

  • take off=具体物を脱ぐ・外す(カジュアル〜標準)
  • remove=丁寧な「外す」(フォーマル)
  • (get) undressed=服全体を脱ぐ動作(自分/医療)
  • 必ず目的語を付ける:your shoes, your jacket など
  • 空港検査は命令形、病院は please 付きが基本

上記ポイントを押さえれば、海外でも戸惑わずに対応できます。次の旅行や健康診断でぜひ試してみてください。

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