「続けて!」と言いたいとき continue 以外で?会議の英語フレーズ大全
オンライン会議や対面プレゼンで相手の話が一瞬止まったとき、自然に「どうぞ続けてください」と促したい場面は多いです。日本語では軽く「続けて」「どうぞ」と言えば済みますが、英語では continue や go ahead 以外にも便利な言い回しが豊富にあります。本記事では carry 系の句動詞 を主役に、ニュアンスの近いフレーズを初心者向けにわかりやすくまとめました。今日からすぐに使える例文や丁寧に響くコツも紹介します。
1. 基本の carry 系フレーズ3選
1-1 Carry on — カジュアルに「どうぞ続けて」
Carry on は「今までの流れをそのまま続ける」という意味。イギリス英語で特によく使われ、フレンドリーながら失礼にならないバランス感があります。
- 例文:Carry on, please.(どうぞ続けてください)
- 丁寧さ:語尾に please を足すとビジネスでも安心。
1-2 Carry forward — 議題を「先に持ち越して続ける」
Carry forward は「成果や課題を次へ引き継ぐ」というビジネス用語。会議で残り時間が足りないときに便利です。
- 例文:Let’s carry forward the remaining points to next week.(残りは来週に持ち越しましょう)
1-3 Carry through — 困難を「最後までやり抜く」
プロジェクト完遂を強調したいときは carry through。努力や忍耐が必要な長期案件にピッタリです。
- 例文:We’ll carry the plan through to completion.(計画を最後までやり遂げます)
2. carry 系フレーズの使い分け早見表
フレーズ | 主な意味 | 丁寧さ | おすすめ場面 |
---|---|---|---|
Carry on | そのまま続けて | ★★★☆☆ | 進行中の説明を促す |
Carry forward | 次回に持ち越す | ★★★★☆ | 議題整理・タイムマネジメント |
Carry through | 最後までやり抜く | ★★★★★ | プロジェクト遂行・激励 |
3. carry 以外の「続けてください」万能フレーズ
- Please continue. — もっともストレートかつ丁寧。
- Go ahead. — 許可の意味合い。「質問どうぞ」にも◎。
- Go on. — 興味を示しながら先を促す。「それで?」のニュアンス。
- Keep going. — 励ましを込めて「その調子で続けて!」。
- Feel free to continue. — 相手の遠慮をほぐすやさしい表現。
- Proceed (with …). — フォーマル会議で「~を続行してください」。
4. 丁寧さと距離感で選ぶコツ
同じ「続けてください」でも、carry on は親しみやすさ、proceed は公式さが際立ちます。please を付ける、声のトーンを柔らかくするなど、日本語と同様に相手への気遣いも大切です。
4-1 上司・取引先には?
フォーマル度の高い Please continue. や Could you proceed? が無難。carry on は親しい社内メンバー向き。
4-2 部下・同僚には?
砕けすぎない程度に Go ahead. や Keep going! が励ましも伝わります。
5. 例文で身につける!シーン別実践フレーズ
5-1 プレゼン途中で資料ページを切り替えるとき
Presenter: Should I move on to the next slide? You: Yes, carry on, please.
5-2 オンライン会議で回線が途切れた直後
Colleague: Sorry, I got disconnected. Where was I? You: No worries—please continue from where you left off.
5-3 Q&A で質問者に追加説明を依頼
You: That’s an interesting point. Could you go on and elaborate?
6. よくある誤用&ワンポイント解説
- × Carry on the presentation?(疑問形では “Shall I” を加えると◎)
- × Proceed your talking. → 「話を続ける」は不可算名詞で Proceed with your talk.
- × Keep do it. → 正しくは Keep doing it.
7. まとめ
「続けてください」を英語で言うなら Carry on, please. をはじめとする carry 系表現 が実はとても便利。カジュアルさや丁寧さ、激励の度合いで微妙に使い分けることで、会議やプレゼンの進行がぐっとスムーズになります。まずは基本3つを覚え、慣れてきたら go ahead や feel free to continue といったバリエーションも身につけてみましょう。
Keep calm and carry on!