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【完全版】「仕事に取り掛かる」英語表現7選!ニュアンスの違いと使い分けを徹底解説

2025年7月8日2025年7月16日

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【完全版】「仕事に取り掛かる」英語表現7選!ニュアンスの違いと使い分けを徹底解説

「さあ、仕事に取り掛かろう!」この一言を、あなたは英語でどのように表現しますか?日本語の「仕事に取り掛かる」には、英語では実にさまざまな表現があり、それぞれが持つニュアンスや使われる場面が異なります。例えば、「start work」と「get down to work」では、相手に与える印象が大きく変わることがあります。この記事では、英語を学ぶビジネスパーソン、特に初心者の方でもすぐに使えるように、「仕事に取り掛かる」を意味する代表的な英語表現の違いと使い分けを、豊富な例文と共に分かりやすく解説します。

ビジネスパーソン 会議風景

この記事を読めば、以下のポイントが明確になります。

  • 主要な表現のニュアンスの違い:「start work」「get down to work」「dive into work」など、似ているようで違う表現の「やる気」や「真剣さ」の度合いを理解できます。
  • シーン別の適切な使い方:日常会話、ビジネスメール、会議など、場面に応じた最も自然な表現が選べるようになります。
  • ネイティブの感覚:ネイティブスピーカーが各表現をどのような気持ちで使っているのか、その背景にあるイメージを掴むことができます。

適切な表現を選ぶことは、円滑なコミュニケーションと、あなたの意図を正確に伝えるための鍵です。それでは、一つひとつの表現を詳しく見ていきましょう。

基本表現1: Start work / Start working

「start work」は、「仕事を開始する」「仕事に取り掛かる」を意味する最も基本的で中立的な表現です。特別な感情やニュアンスを含まないため、どんな状況でも安心して使えます。「start working」のように-ing形を使うことも可能です。

ニュアンス・カジュアル度

非常に標準的で、カジュアルな会話からフォーマルなビジネス文書まで、幅広く使える万能フレーズです。「begin」や「commence」といった単語より日常的で、後述する「get started」とほぼ同じ意味で使えます。

使う場面

日常的な勤務開始時間を伝える際によく使われます。また、新しいプロジェクトや具体的なタスクに着手する時にも「start work on ~」の形で活用できます。

I usually start work at 9 AM.
(通常、午前9時に仕事を始めます。)

解説:毎日の習慣として勤務開始時刻を述べる、ごく一般的な表現です。「start work at [時間]」の形で覚えましょう。

He started working on the report right away.
(彼はレポートにすぐ取り掛かりました。)

解説:「start working on + [作業内容]」で、「~に取り掛かり始める」という意味になります。「right away(すぐに)」が付くことで、即座に行動した様子が伝わります。

★ワンポイント:
シンプルで使いやすい反面、特別なやる気や熱意を伝えたい場合には、これから紹介する他の表現を使うと、より気持ちが伝わりやすくなります。

基本表現2: Get to work

デスク 集中 女性

「get to work」も「仕事に取り掛かる」という意味ですが、「さあ、始めよう!」というアクションを促す掛け声のようなニュアンスがあります。 [1, 4] 直訳すると「仕事に到達する」となり、そこから「行動を開始する」という意味で使われます。 [2]

ニュアンス・カジュアル度

中立的でありながら、口語的で日常会話で非常によく使われます。「Let’s get to work.(さあ、仕事に取り掛かろう)」のように、チームや自分自身を鼓舞する際に便利です。フォーマルすぎる場ではあまり使われません。

使う場面

会話や指示で頻繁に登場します。上司が部下に「Get to work!(仕事をしなさい!)」と言ったり、会議後に「We should get to work now.(さて、作業に取り掛かろうか)」と同僚と話したりする場面にぴったりです。ただし、「職場に到着する」という意味もあるため、文脈で判断が必要です。 [3, 5]

Stop talking and get to work.
(おしゃべりはやめて、仕事に取り掛かりなさい。)

解説:少し強い命令のニュアンスがあり、注意を促す際に使われます。先生が生徒に言うような場面でも使えます。

We can get to work now if you wish.
(もしよろしければ、すぐに作業に取り掛かることができます。)

解説:相手の意向を尊重しつつ、「では、始めましょうか」と提案する丁寧な言い方です。「get to work」を使っているため、親しみやすさも感じられます。

★ネイティブメモ:
「get to work」は、腰を上げてエンジンをかけるイメージです。「I took forever to get to work today.(今日はなかなか仕事に取り掛かれなかった)」のように、始めるまでに時間がかかった、というような表現も可能です。

表現3: Get down to work

「get down to work」は、「(雑談などをやめて)本腰を入れて仕事に取り組む」という強い意志を表す表現です。 [9] 「down」という言葉のイメージから、深く腰を据えて集中する様子が伝わります。 [8]

ニュアンス・カジュアル度

「真剣モードに入る」というニュアンスが強く、「get to work」よりも決意の度合いが高いです。 [9] ビジネスシーンでは、会議で「Let’s get down to business.(本題に入りましょう)」という形でよく使われます。 [6, 14, 15, 16, 17, 18, 20, 23]

使う場面

長引いた雑談の後や、締め切りが迫っている時など、「そろそろ本気でやらないとまずい」という状況で使われます。「We need to get down to work if we want to finish this by 5.(5時までに終わらせたいなら、本腰を入れて取り掛からないとね)」のように、決意や少しの焦りを込めて使うと効果的です。

It’s time we got down to work.
(さあ、本気で仕事に取り掛かる時間だ。)

解説:「もう遊んでいる場合ではない、集中しよう」という、気持ちの切り替えを促す一言です。

I must get down to booking the hotels.
(ホテルの予約に本腰を入れて取り掛からなくては。)

解説:「get down to ~」は仕事以外にも応用可能です。この例文では、面倒で後回しにしていたタスクに、いよいよ真剣に取り組む必要がある、という気持ちが表れています。

★ニュアンス補足:
この表現には「やっとその気になる」というニュアンスが含まれます。 [18] 例えば、気が散ってなかなか仕事が手につかなかったけれど、ようやく集中して作業を始める…そんな情景にぴったりの表現です。

表現4: Dive into work

「dive into work」は、まるで水に飛び込むように「勢いよく仕事に取り掛かる」ことを意味します。 [7, 27] ポジティブでエネルギッシュな印象を与え、意欲的な姿勢を示すのに最適です。 [26]

ニュアンス・カジュアル度

明るく前向きな響きがあり、日常会話からビジネスシーンまで幅広く使えます。 [26] 特に、チームの士気を高めたい時や、新しいことへの挑戦を楽しむ雰囲気を出したい時に効果的です。フォーマルな文書よりは、会話やカジュアルなメールに向いています。

使う場面

新しいプロジェクトの開始時や、会議で議論を活発にしたい時に使われます。「Let’s dive in and start the project!(さあ、早速プロジェクトを始めよう!)」と言えば、チーム全体が前向きな気持ちになります。 [27] また、何か一つのタスクに「没頭する」という意味でも使われます。 [7, 22, 25]

Let’s dive in and start the project!
(さっそくプロジェクトを始めましょう!)

解説:プロジェクトのキックオフなどで使うと、チームのやる気を引き出すことができます。「さあ、やるぞ!」というポジティブなエネルギーが伝わります。

After coming back from vacation, I dived into work to catch up.
(休暇から戻って、私は遅れを取り戻すために仕事に勢いよく取り掛かりました。)

解説:ブランクの後に一気に仕事モードに切り替えた、という状況を描写しています。自らの積極性や熱意をアピールするのにも使えます。

表現5: Get started (on ~)

「get started」は「始める」を意味する、非常にシンプルで使いやすい表現です。「start」とほぼ同じ意味ですが、日常会話では「Let’s get started.(始めましょう)」という形で非常によく使われます。「on ~」を付けることで、具体的な作業対象を示すことができます。

ニュアンス・カジュアル度

特定の感情や勢いを含まない、ニュートラルな「始める」です。「start」と大きな違いはありませんが、「Let’s begin」よりも少し柔らかく、丁寧な響きになるため、会議の司会進行などで好まれます。 [20]

使う場面

会議の開始、作業の着手など、あらゆる「始まり」の場面で万能に使えます。ビジネスメールでも、「I will get started on the analysis.(分析に取り掛かります)」のように、自然に使うことができます。

Shall we get started with the presentation now?
(そろそろプレゼンテーションを始めましょうか?)

解説:「Shall we ~?」と組み合わせることで、相手の同意を求める丁寧な提案になります。会議の進行でスムーズに次の議題に移る際に便利です。

I’ll get started on the project proposal right away.
(すぐにプロジェクト提案書の作成に取り掛かります。)

解説:「get started on ~」の形で、自分がこれから何に着手するのかを明確に伝える表現です。自発的で前向きな印象を与えられます。

表現6: Kick off

サッカー キックオフ

元々はサッカーの試合開始を意味する「kick off」ですが、ビジネスシーンでもイベントやプロジェクトを「開始する」という意味で広く使われるスラング的表現です。 [10] 「キックオフミーティング」のように、日本語のビジネス用語としても定着しています。 [11, 12, 13, 19]

ニュアンス・カジュアル度

ややカジュアルで口語的な響きがありますが、ビジネスシーンで定着しているため、比較的フォーマルな場でも使われます。明るく、勢いのあるスタートを印象づけることができます。

使う場面

プロジェクトの立ち上げや会議の開始を宣言する際に頻繁に使われます。「Let’s kick off the meeting.(会議を始めましょう)」と言えば、場が引き締まり、活気づきます。メールの件名に「Project Kickoff」と入れることも一般的です。

A: Let’s kick off the meeting!
B: OK!
(A:じゃあ会議を始めよう! B:了解!)

解説:チームの一体感を高め、プロジェクトのスタートを華々しく飾りたい時にぴったりの表現です。

Our new ad campaign kicks off next week.
(当社の新しい広告キャンペーンは来週始まります。)

解説:このように、プロジェクトやイベントを主語にして「~が始まる」という使い方もできます。フォーマルな場面では「launch」や「begin」が好まれますが、社内向けの連絡などでは「kick off」が親しみやすく効果的です。

表現7: Set to work

「set to work」は「(すぐに)仕事に着手する」という意味で、ややフォーマルまたは文語的な響きを持つ表現です。 [21, 24] 「set on」や「work on」といった句動詞とも関連しますが、より改まった印象を与えます。 [28, 29, 30]

ニュアンス・カジュアル度

日常会話で頻繁に使われるというよりは、報告書や物語の中で「彼らはすぐさま作業に取り掛かった」のように、客観的な事実を記述する際に適しています。迅速に行動を開始したことを的確に表現できます。

使う場面

文章での描写や、少し改まった指示で使われます。「The team set to work on the new assignment with enthusiasm.(チームは新しい任務に熱意をもって取り掛かった)」のように、状況を説明する文章で使うと、いきいきとした表現になります。

She set to work on a new project.
(彼女は新しいプロジェクトに着手しました。)

解説:「着手する」という日本語がしっくりくる、少し硬質な表現です。「set to work on ~」の形で使われることがほとんどです。

Upon hearing the plan, they immediately set to work.
(その計画を聞くと、彼らはただちに仕事に取り掛かりました。)

解説:迅速さや行動力を描写するのに便利な表現です。物語や報告の中で、登場人物の行動を効果的に見せることができます。

ビジネスシーンでの使い分けまとめ

これまでに紹介した表現を、実際のビジネスシーンでどのように使い分ければよいか、場面ごとに整理してみましょう。

場面 推奨される表現 ニュアンスとポイント
会議の開始 Let’s get started. / Let’s kick off the meeting. 柔らかく、前向きな雰囲気を作ります。「kick off」は特にプロジェクトの初回会議に適しています。 [10, 13]
本題への移行 Let’s get down to business. / Shall we dive in? 雑談から本題へ切り替える際の定番フレーズ。「dive in」はより積極的でエネルギッシュな印象を与えます。 [17, 27]
同僚への声かけ Let’s get to work. / We need to get down to work. 「get to work」はカジュアルな促し。「get down to work」は締め切り前など、真剣に取り組むべき状況で使います。 [9]
ビジネスメール I will start working on… / I will get started on… 「start」や「begin」が最も無難でフォーマルです。「get started」は丁寧さを保ちつつ、少し親しみやすいニュアンスを出せます。

まとめ:今日から使える「仕事に取り掛かる」

最後に、各表現のニュアンスを一覧で比較してみましょう。自分の伝えたい気持ちに最も近い表現を選んでみてください。

  • Start work: 最もニュートラルで万能。「仕事を始める」の基本形。
  • Get to work: 「さあ、やろう!」という掛け声。行動を促す口語表現。 [1]
  • Get down to work: 「本腰を入れる」。真剣モードへの切り替え。 [8, 9]
  • Dive into work: 「勢いよく飛び込む」。積極性と熱意のアピール。 [7, 26]
  • Get started (on ~): シンプルで丁寧にも使える「始める」。会議の開始にも最適。 [20]
  • Kick off: 「華々しく開始する」。プロジェクトのスタートに活気を与える。 [10]
  • Set to work: 「着手する」。ややフォーマルな書き言葉。 [21]

英語で「仕事に取り掛かる」と伝える表現は、これほどまでに豊かです。まずは基本の「start work」や「get started」から使い始め、状況に応じて「get down to work」で真剣さを示したり、「dive in」でやる気をアピールしたりと、表現の幅を広げていきましょう。これらのフレーズを使い分けることで、あなたの英語コミュニケーションは、より正確で、生き生きとしたものになるはずです。ぜひ、明日の仕事から活用してみてください。

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海外留学と英会話講師の経験を活かし、初心者でも続けられる英語学習法やネイティブな表現方を発信中。実践的で役立つ情報をわかりやすく届けます。

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